対比試験片(TP)の製作


人工疵のレプリカを採って寸法測定が出来ます
          非破壊検査に使えるレプリカ(複製品)採得方法
目的 直接、人工疵を寸法測定出来ない時に、レプリカを採得し、容易に寸法検査出来る様にする
   
準備 準備 歯科用ビニールシリコン印象材
人工疵が入った対象品(油分、固着物等の除去は実施しておく)
   
歯科用ビニールシリコン印象材
  ケース、取扱説明書、2種類のペースト、練和用紙シート、搾り出しハンドル 現品の容量は歯磨きチューブ程度のペーストが2ヶ入っています 注意)取扱説明書には、歯科用の要領・方法が書かれているので理解しずらい
メリット 流動性が良いので複雑な形状にも流れ込み易い レプリカ採得後の寸法変化が少ない 取説書の参考値 -0.1% 離型剤を使用しない為、より正確にレプリカを採得出来る 作業工程が単純 大型対象品であっても、部分的な人工疵部のレプリカ採得は可能 使用期限が書かれているが目的外使用のため目安とすることが出来る
デメリット 歯科用の為、適切な環境管理下で作業する 検査時、 画像・光学系の寸法検査機器を選定 検査時、目視判断に頼るので、検査内容の客先承認が必要な場合が有る 浸透探傷検査の浸透剤のようには入り込まない
人工疵のレプリカを採って寸法測定が出来ます
作業手順
練和
2種類のペーストを練和する
圧接
練和物を人工疵部に圧接する
撤去
硬化した練和物を人工疵部より撤去する
切断
適切な形状に切断する
検査
寸法検査する
練和
練和するためのへらを別途用意しておく
2種類のペーストを等長に押出し、30秒間練り合わせ、均一色になるのを確認する
人工疵が入った対象品(油分、固着物等の除去は実施しておく)
写真のものは、周方向溝 幅1o 深さ1o 左から全周(360°)、180°、90°
人工疵のレプリカを採って寸法測定が出来ます
圧接
練和物に気泡が入らないようにして人工疵部へ圧接する
10分間程度保持する
人工疵のレプリカを採って寸法測定が出来ます
撤去
練和物の表面が硬化したのを確認し、人工疵の入った対象品から撤去する
人工疵のレプリカを採って寸法測定が出来ます
切断
検査時のレプリカの形状を考慮して、ハサミ、カッター等で切断する
人工疵のレプリカを採って寸法測定が出来ます
検査
画像・光学系寸法検査機器で検査する
柔らかいゴム素材のため、ノギス、マイクロメーター等の接触式測定具は使用出来ません
印象材の販売  
       上記の印象材を販売できます
価格、納期、注文方法、支払方法は中野技研プラスまでお問合せ下さい
(注意) 目的外使用のため、メーカーに問合せをしても対応して頂けません
大量に使用したい場合は複数個の印象材をご使用下さい
連絡先
中野技研プラス
〒574-0055 大阪府大東市新田本町12 TEL:090-6731-5704 FAX:072-870-8652
E-mail:nakano@makun.jp